https://moebuntu.blog.fc2.com/blog-entry-201.htmlMozcで「月配列」を使う
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*月配列のキーバインドデータのリンク修正しました。カナダと萌が交差するとき、物語は始まる...
とあるカナダの萌えオタクは「月配列」使いカナダ側にオタク系カナダ人の大学生がいることを以前の
エントリーで書きましたが、
そんな彼は萌え系アニメを教科書に日本語をマスターしていて、
日本語の入力に「
月配列」がいいよと日本人の私に教えてくれました。
いや~知りませんでしたよ、わたし「月配列」。
みなさんは知ってました?
「月配列」って?
2chの、パソコン一般板・新JISスレッドで生まれた日本語入力用カナ系配列です。「新JIS配列に中指シフトを組み合わせたらどうなる?」 初めは実験的な配列として誕生しました。その後いろいろな人の手によって改良が加えられ、ひとまず2-263式と呼ばれる配列が完成しました。
というもので、具体的にはいまあるキーボードのキーバインドを無視して、
新たにキーバインドを設定して「中指シフト」という方式を使って入力するというものです。

日本語入力に使うのはここにあるキーボードの3列のみで、
「☆」印のところがシフトキーとなるところで、中指のポジションとなり、
それで「中指シフト」といいます。
ホームポジション自体は普通のキーボードと同じで、
それぞれ「F」「J」のキーが人差し指になりますが、
キーの割り当て自体は「と、あ」「う、お」になります。
1つのキーに対して2つの文字が割り当てられていますが、
下段の「と」や「う」は「F」や「J」の1タッチで入力でき、
上段の「あ」や「お」は「☆」のシフトキーを押して「F」や「J」キーの2タッチで入力できます。
キーの割り当てとしては、入力頻度の高い文字を1タッチで入力できるようになっており、
頻度の低いキーは2タッチで入力できるようになっています。
また、キーの中の□で囲われている文字は小文字になります。
通常のキー入力ですと、母音以外は必ず2タッチ必要ですが、
「月配列」を使うと1タッチで入力できる部分が大幅に増えるので、
マスターすれば入力効率が格段に上がります。
この「月配列」は「SCIM+Anthy」環境ではデフォルトで組み込まれていて、
簡単に試すことができます。(「IBUS+Anthy」環境は未確認でわかりません。)
で、ここからが本題ですが、この「月配列」Mozcでも使うことが可能です。
そのためには「月配列」用の「ローマ字テーブル」を読み込ませないといけないのですが、
その「ローマ字テーブル」を「とあるカナダの萌えオタク」からいただきました。
英語キーボード用だったので、日本語キーボード用のファイルも用意しました。
ダウンロード:
tsuki.tar.gz解凍すると、この中に「tsuki」と「tsuki_jp」2ファイルあり、
「tsuki」が英語キーボード用
「tsuki_jp」が日本語キーボード用
です。
実際の組み込み方は、Mozcのプロパティーを開いて、

「一般」タブの下にある「ローマ字テーブル」の「編集」を開きす。

「Mozcローマ字テーブルの設定」画面が現れるので、下にある「編集」>「インポート」から、
ダウンロードした「tsuki」もしくは「tsuki_jp」を読み込ませればOKです。
*インポート時「現在のローマ字テーブルを上書きしますか?」という表示が出ますが「OK」します。
元に戻したい場合は同じ画面の「編集」>「初期値に戻す」で、元に戻ります。

入力上の注意としては、Mozcそのものが「月配列」をサポートしているわけではないので、
入力の挙動に不具合というかクセのようなものがあって、
書いてる途中に変なローマ字は出るのですが、
次の文字を打つと前の文字が確定され書き終わった時には正常になります。
最後の文字を確定するときに変換キーを使う必要があるかもしれません。
*「SCIM+Anthy」環境ではそういう挙動はありません。キーバインドを覚えるまではとても効率が悪いですが、
慣れると、もしかしたら幸せな未来が待っているかもしれません。
おためしあれ。
「
変態Mozc」のSawaさん、その気がありましたらご同梱どうぞ。
\もしよかったらお願いします。/
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