
Ubuntu 23.10(Mantic Minotaur)のインストール手順
Ubuntu 23.10のBeta版がリリースされたのでインストールの手順をご紹介します。前回からインストール方法が一新されましたが、手順は前回と少し変わっていました。
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Ubuntu 23.10について
正式版はMantic Minotaur Release Scheduleによれば10月12日リリース予定ですが、日本語Remix版はそれから1〜2週間後になると思います。
Ubuntu 23.10は短期(9カ月)サポート版なので、特別な理由がない限りUbuntu 22.04 LTSを使い続けたほうがいいでしょう。
ちなみにUbuntu 23.10 BetaはUbuntu 23.10 (Mantic Minotaur) Betaからダウンロードできます。
*実機へのインストールは正式版が出てからにしましょう。
*実機にインストールする人はダウンロードしたisoファイルをCDに焼くか、 「UNetbootin」でUSBに仕込んでおきましょう。 「UNetbootin」については、UNetbootinって簡単なんだねのエントリーをご覧ください。Windows環境の場合もWindows版の 「UNetbootin」があるので検索してみてください。Ubuntu環境であればUbuntu 18.04 LTS/18.10 で手軽にブータブルLive USBを作る方法の方法も使えます。
Ubuntu 23.10のインストール
まずCD(isoファイル)から立ち上げます。
今回端から日本語が選択されていました! 問題なければそのまま「NEXT」ボタンを押ます。
「Ubuntuをインストール」をチェックして操作を進めます。
ここでキーボードレイアウトの設定になります。通常はそのままでOKですが、必要に応じて設定します。もし間違って設定したとしても後から直せます。参考:Ubuntuでキーボードレイアウト変更
ネットワークの選択画面があるので、私の場合は「有線接続を使用」で進めます。Wi-Fiデバイスを選択した場合はおそらくSSIDとパスワードの手続きがあると思います。
どうやら今回から「Default installation(デフォルトのインストール)」は必要最小限のインストールとなるようです。「Expanded installation」を選択すればオフィスツール(おそらくLibre Officeなど)などフルにインストールされるようです。
*従来のインストールであれば「Expanded installation(拡張したインストール)」を選べばいいと思います。正式版では日本語化されているのかな?
*【注意】「Default installation」ではPlymouth(起動画面)がインストールされないようです。詳しくは仮想環境にインストールしたUbuntu 23.10βのPlymouth表示されない問題を解決!をご参照ください。
私はとりあえず「Default installation」のまま+「その他のオプション」にチェックを入れて次に進みました。
インストール先の設定では、通常「ディスクを削除して~」を選べばいいと思います。
*ただしディスクがフォーマットされるので注意。
わかっている人は「それ以外」を選んでパーティーションを設定します。わたしは実機の場合「/home」を別パーティーションに設定しています。
*「/home」を別パーティーションにしておくと以後クリーンインストールする際「/home」内のデータを引き継げるので再設定するのが楽になります。
確認画面が出ます。問題なければいよいよ「インストール」ボタンを押します。
住んでいる場所の設定。デフォルトでTokyoなので東京の人はそのままでOK。違う地域の人は最寄りの地域を入力すると途中でリストがでるので近いものを選びましょう。あとから変更できるので面倒であればそのまま進めて大丈夫です。システム設定の「時刻と日付」で設定変えられます。
アカウントの設定。「あなたの名前」が「コンピューターの名前」に反映されますが、必要があれば変えられます。「ユーザー名を入力」も共通にしてもとくに問題ないと思います。
テーマの選択設定が出るので、私は「明るい」を選択。
これで実際のインストールが始まります。しばらく時間がかかるのでお茶をするなり、画面が切り替わり表示されるUbuntuの説明を見るなりして時間を潰しましょう。
インストールが進んで、↓この画面が出るとまもなくです。
インストールが終わると「今すぐ再起動する」のボタンが現れるので、ボタンを押して再起動します。
本来は「インストールメディアを取り外すように」と出るのですが、何故かPlymouth画面は出ずCUI表示でそのまま再起動がかかりました。
Ubuntu 23.04の時の「インストールメディアを取り外すように」画面
Plymouthが何故か表示されませんがログイン画面はちゃんと出ました。
ログイン画面が出たので、アカウント名(この場合toy)のところをクリックします。「パスワード」入力画面が出るのでインストール時に登録した「パスワード」を入力してログインします。
無事起動できました。
初回起動時の設定
初回起動時以下のような設定画面が勝手に出るので、必要に応じてセッティングします。必要なければ右上の「スキップ」ボタンを押します。以降の項目はあとからでも設定を簡単に変えられるのでテキトーに進めても問題ありません。
改善支援するか出るので、お好きな方を選んで「次へ」ボタンを押します。
位置情報サービスの設定、デフォルトではオフになっています。
これで一通り設定が終了したので、「完了」ボタンを押して画面を閉じます。
ちなみに上記の設定は電源ボタンをクリックして左上にある「設定(⚙)」のアイコンを押すと出る設定画面で変更できます。
最新状態にアップデート
とりあえず最新の状態にするためにアップデートをかけたところ、既に最新状態になっていました。
ちなみに端末(Ctrl+Alt+T)から手動でアップデートをかける場合は以下を入力適用すればOKです。
sudo apt update
sudo apt upgrade
「パスワード:」はログイン時に入力したパスワードです。端末上はパスワードを入力しても文字としては出てこないので、パスワード入力後そのまま「Enter」キーを押せば先に進みます。
以下画像はUbuntu 19.04の時(古いw)の流用です。
「続行しますか?[Y/n]」と出るので、そのまま「Enter」キーを押します。
言語設定について
デフォルトでは言語設定が不完全な可能性があるので、「電源マーク」>「設定」>「地域と言語」>「インストールされている言語の管理」をクリックして設定します。
不完全な場合は「言語サポートが完全にインストールされていません」と表示が出るので、「インストール」をクリックしますが、今回そのような表示は出ませんでした。
【仮想環境の場合】VirtualBoxのGuest Additionsのインストール
仮想環境画面の「デバイス」から「Guest Additions CD イメージの挿入」をクリックします。
すると以下のような画面が出るので「実行」をクリックします。
出ない場合は↓このようにCDをクリックして中を開きます。
別途端末(Ctrl+Alt+T)を開いてその中に「autorun.sh」のアイコンをドラッグ・アンド・ドロップします。すると端末に表示されるのでエンターキーを押します。
管理者権限のパスワードを求められるので、ログイン時に設定してあったパスワードを入れます。
すると端末が開きインストール操作が行われます。最後に「Press Return to Close this window…」の表示が出れば完了です。「Return(Enter)」キーを押して画面を閉じます。
ちなみにこの操作で画面解像度が変わってしまいました。
これで再起動すればGuest Additionsが適用された状態となります。
解像度の設定
再起動したら、電源ボタンをクリックして左上にある「設定(⚙)」のアイコンをクリックします。
設定画面が出るので、下の方にスクロールして「ディスプレイ」をクリック。「解像度」をクリックして適度な解像度に設定します。
希望の解像度をクリックしたら「適用」ボタンが現れるのでクリックします。
「変更を保存」の確認画面が出てそれをクリックすると確定します。
これで解像度が変わりました。ホームアイコンはマウスでドラッグ・アンド・ドロップで移動できるのでデフォルトの右下なり好きなところに持っていけばいいでしょう。
萌え化について
まだ全く試していないので、近いうちに試して結果を順次アップします。
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